今日も二次小説3話です。
たまに記事は予約投稿するのですが
私の管理画面はたまに予約した記事が消えたりするんです。
なんか前に書いたのとか消えてたので嫌だなぁっと思いつつ。
でもFC2には便利な機能がありまして
管理画面のツールにデータのバックアップってのがあるんですよね。
そこに消えたデータが偶然ありました。
ある場合もあるんですよ。
前にもこの事、記事に書いた記憶がありますね。
だからね、データがなんらかの手違いで消えていたとしても諦めちゃいけませんよ。
バックアップになくて初めて諦めがつくんです。
初心者でバックアップ取ってなくても安心です。
FC2様様です。
それではどうぞ!
... Read more ▼
俺達は花梨を別の方法で連れ出そうと改めて体制を立て直す事にした。
あんなにも拒否されるのには何が理由があるんだろうけれど、
ここまで頑に無視されるとさすがに何かのプレイなんじゃないのかとそう勘違いしてしまいそうだ。
ひとまず話し合いの結果放課後にもう一度逢いに行こうと2人で決めたわけだけど…。
丁度いい所に花梨が偶然にもひとりきりで絶交のチャンスだった。
「かり…」
「若王子先生!」
花梨が偶然にも差し掛かった若王子先生に話し掛けていた。
俺達は思わず咄嗟に廊下の影に隠れた。
「若王子先生、昨日はプレゼントをいただいちゃってありがとうございました。
もうすっかり気に入っちゃいまして今日早速つけて来ましたよ」
花梨は若王子先生に首回りに光るネックレスを手に取って嬉しそうに見せていた。
すると若王子先生は優しげに微笑みネックレスを持った花梨の手にソッと触れて顔を近付けた。
まさか若王子先生があんな大胆な事をするなんて予測していなかった。
俺達はやみつきになるかのように2人を影から覗いていた。
「わ、若王子先生?」
「君の胸元で光るこのネックレスとここにいる僕は本当に幸せ者です。
君のこんなに可愛らしい笑顔を見れたのですからね。とても良く似合ってます」
「あの、先生?よくそんな恥ずかしい言葉をしれっと言えますね」
「おや?全然恥ずかしくなんかありませんよ。素直な気持ちです。
今年の誕生日は僕だけが君の誕生日を祝ったのを聞いて舞い上がってしまってるんですよ?」
「もう先生ったら!
それにしても私の幼馴染み達ときたら毎日一緒に居るのに
私の誕生日を忘れるなんてホントにヒドイですよね」
俺達は顔を見合わせた。
昨日は花梨の誕生日だったらしい。
俺達2人はよりによって大事な花梨の誕生日の日取りを勘違いしていたらしい。
そんな大事な日を普通にスルーしていたなんて自己嫌悪に陥りそうだ。
「先生はその幼馴染み達が羨ましいですよ。
君はヒドイとか言っていてもいつもその幼馴染みの話ばかりしてる。
でも幼馴染みの話をしている時の君はとっても良い表情をしているからなんだかちょっぴり妬けますね」
「良い表情なんてしてませんよ」
「さぁさぁ、そんな鈍感さんは帰った帰った。もうとっくに下校時間は過ぎてますよ。気を付けて下さいね。
先生はまだやらなくちゃならない事があるので残業します」
「あ、お忙しいのに足止めしちゃってすみません。それじゃあまた。さようならー」
「いいえ、気にしないで下さい。それじゃあ、また明日」
花梨と先生は別れた。
花梨の誕生日だったと気が付かされた俺達はボーッと座りながら唖然となった。
「いいんですか?2人とも。佐山さん帰りましたよ?」
「気付いてたんですか」
「えぇ。頭隠して尻隠さずですかね。足が見えてましたよ」
「あ…」
「さぁ、追い掛けないと」
「はい、さよなら」
「さよなら」
「はい、また明日」
俺達は廊下を走って花梨を追い掛けようとした。
だがプレゼントを家に置いて来た事に気が付いた俺達は一旦止まった。
「勝己、プレゼントを持って花梨ん家に集合な」
「分かった」
俺達は別々の家路に向かい、プレゼントを取りに戻った。
この日のために必死に選んできた。
誕生日に渡せなかったのは微妙だったけど、これをつけて喜ぶ花梨の笑顔が見たいと思った。
そう思うと胸が踊って、花梨の家に向かう足取りは意外に軽くなった。
勝己は先に花梨の家の前で待っていた。
「花梨、家にいたか?」
「いや、まだ帰っていないらしい」
「そっか。よくよく考えたら、こんな風に1人で帰るのも初めてだったよ。
お前は部活だし大体は花梨と一緒に帰ってたから今日みたいに1人って事はなかったな。
誰かの家に集まって、戯れて、それが俺達に3人にとって普通だったもんな」
「あぁ、そうだな」
すると足跡がこちらに近付いてくる。
だけどその足取りが花梨という事が俺達にはすぐに分かった。
「花梨」
「何の用?」
「ごめん!
ワリィ!」
俺達は誠意を込めてプレゼントを花梨の目の前に差し出しながら頭を下げた。
「忘れてたわけじゃなくて日にちを勘違いしてたっていうか、誕生日明日だと思ってた」
「俺は明後日だと思ってた」
「ふーん、だから何よ?忘れてたから今更持ってきたわけ?
私、もう今日は誕生日じゃないからそんなの要らない!帰って!」
「花梨!悪かったよ」
「機嫌直せ」
「帰ってって言ってるでしょ!アンタ達なんかだいっきらい!!」
花梨は走って家の中に入って行ってしまった。
花梨の言葉に眩暈が起きそうな程にショックを受けた。
あんな風に罵声を上げて怒鳴る花梨を見て、俺達は何も言えずに固まってしまった。
しばらくは呆然としていたが、次第にプレゼント渡しは諦めお互いの家路へと向かった。
つづく。